なんでこんなにイライラするの?子育て中の感情爆発の原因と対策

【なんくる式|らくらく子育て講座】
第2回:自分の“感情”を操ろう
〜怒らないためじゃなく、“怒りに飲み込まれない心”を育てる〜

こんにちは。
子育てナビゲーターのなんくるです。

私はこれまで10年間、中学校の英語教師として1,000人以上の子どもたちと向き合ってきました。
今は、子育てや教育に悩むお父さんお母さん、先生たちに寄り添いながら、日々活動しています。

今回のテーマは、
子育てだけじゃなく、大人も子どもも一生使えるスキル――

**「感情の扱い方」**についてです。


■ 実は「悩み」の正体は…自分の感情だったりする

子育てで一番難しいのって、「子どもが言うことを聞かないこと」よりも、
**「自分の感情とどう付き合えばいいか」**だったりしませんか?

イライラしたり、カッとなったり…。
そのたびに「また怒ってしまった…」と自己嫌悪。

でもね、ここを整えるだけで、家庭も子どもも、まるで空気が変わってきます。


■ 感情をコントロールするって、「怒らない人」になることじゃない

まず最初に伝えたいのは、
感情をコントロールするって、怒らない人になることじゃないんです。

目指すのは、
「怒りに飲み込まれない自分」をつくること。

私が先生だったころ、どんなに素敵な先生でも、
やっぱり感情の波はあるんですよ。

・イライラする日もあれば
・冷静でいられない日もある
・自分の機嫌が整わない日も、そりゃあります

だからこそ、「怒ってしまう自分」を責めなくていいんです。


■ イライラの正体は、“心のグラス”の残量不足

自分の心に余裕がないと、小さなことでもイライラしやすくなりますよね。

たとえば…
・残業した翌朝
・体調がなんだか優れない日
・自分の時間がまったくないとき

こういう日は、ちょっとした子どもの言動にも反応してしまったり。

これは、“あなたの心のグラス”が空っぽになっているサインです。

怒りの大きさは、子どもの行動の大きさではなく、
「大人の余裕」に比例するんです。

だから、自分を癒す時間はわがままじゃない。
むしろ、子どものためでもあるんです。


■ 感情はどうやって生まれる?

●ポイント①:心の状態が、次の感情をつくる

朝、職場で上司にガツンと怒られた。
そのままの気分で帰宅。

すると…
いつもなら気にならない子どもの一言に、なぜかカチン。

こういうこと、ありますよね?

前のストレスが、次の感情に影響してる証拠です。

●ポイント②:「どう捉えるか」で感情は変わる

同じ状況でも、

  • 「うるさいな!」と思えば → イライラ

  • 「疲れてるのかな?」と思えば → スッと落ち着く

出来事そのものじゃなく、**その“見え方”**が感情をつくるんです。
これは大人も子どもも同じです。


■ 実は「子どもの行動」と「大人の感情」は関係ない

これは驚かれる方も多いんですが…

子どもの行動と、あなたのイライラは直接関係していません。

癇癪、宿題拒否、兄弟げんか、片付けない…。
こうした行動を目の前にしたとき、ついイライラしますよね。

でもその「イラッ」は、
子どものせいじゃなくて、
**“そのときのあなたの余裕のなさ”**から生まれているんです。

行動と感情は、別々の場所で起きている。
これを知るだけで、グッと心が軽くなりますよ。


■ イライラしないためのヒント①:「今の自分」に気づこう

人って、自分の心の疲れに気づかないことが多いんです。

・無意識に頑張りすぎてる
・なんだか孤独を感じてる
・常に焦ってる

こういう状態に気づかずにいると、感情が暴走しやすくなります。

だから、まずはこう問いかけてみてください。

「今の私、どう感じてる?」

これが、イライラの予防になります。


■ ヒント②:「見て見ぬふり」も、立派な選択

完璧な子育てを目指すほど、全部に対応したくなってしまいますよね。
でも、それってとても疲れるし、長続きしません。

ときには、

  • 「ま、いっか」

  • 「今はスルーしよう」

こういう“あえて関わらない選択”が、子どもにも大人にも優しいんです。


■ ヒント③:「理解」は怒りを消してくれる

心理学では、怒りを静める一番の方法の一つが、

**「相手を理解しようとすること」**だと言われています。

・どこが嫌だったのか?
・何がうまくいかなくて困っているのか?
・どうしてその行動をしたのか?

これらを知ろうとするだけで、
不思議と怒りはすーっと小さくなっていきます。


■ 行動の奥にある“気持ち”を見てあげて

子どもは、まだ感情の扱いがうまくありません。
だから、伝え方が雑だったり、突拍子のない行動をすることも。

でもね、その裏には必ず“気持ち”があるんです。

・寂しかった
・分かってもらいたかった
・疲れてた
・自信がなかった

行動じゃなくて、気持ちに耳を傾ける
ここに、子どもの本当の成長のヒントがあります。


■ 大人の心が整うと、子どもは勝手に伸びていく

子どもって、大人の感情にとっても敏感です。

親が落ち着いていると、
子どもも安心して自分を出せます。

親が余裕を持っていると、
子どもものびのび挑戦できます。

家庭が「安心できる場所」になると、
子どもは自分の力でどんどん伸びていきます。

これは、私が何百人もの子どもたちを見てきて感じている、揺るぎない事実です。


■ 最後に伝えたいこと

今回のまとめです。

① 今の自分の心の状態を知る
② 出来事の捉え方が、感情を左右する
③ 怒りは、「理解すること」で静まる

そして、何より伝えたいのは…

あなたは、もう十分頑張っている。

怒ってしまうのは、ダメな親だからじゃない。
ただちょっと、心に余裕がなかっただけ。

まずは、自分をいたわってください。
心のグラスを、あなた自身が満たしてあげてください。

それが一番の「子育て支援」。
そして、子どもの未来を育てる大きな力になります。


私は本気で、子育てする人が安心して暮らせる社会をつくりたいと思っています。

どれだけ教育が進んでも、
どんなに良い教材が出てきても、

最後に子どもを支えるのは、
やっぱり「親の心」なんです。

その心を整えるサポートを、これからも全力で届けていきます。

らくらく子育て講座では、
怒りに振り回されない心の整え方を、誰でも実践できる形でお伝えしています。

気になる方は、どうぞ気軽に声をかけてくださいね。

あなたと、あなたの子どもが、もっと軽く、もっとやさしく、もっと自由に生きていけますように。

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