バーソロミュー・くまの父親としての在り方から学ぶ子供との関わり方
ハイサイ!
漫画アニメ「ワンピース」が大好きな元中学校教師のナンクル並里です。
いやーー、倭国編はしびれましたねぇーー!
まさかのゴムゴムの実の正体が世界を平和に導く笑いの神だったとは!!!→ネタバレすみません。
Contents
バーソロミュー・くまから学ぶ父親像
私もワンピースの主人公ルフィーのように自由と笑顔で世界を明るく夜明けに導けるのではないかと、ワンピース倭国編を読み勧めながら、妄想しておりました!
ワンピースには悪魔の実という不思議な力を持った果実があり、一口食べるとあら不思議、特殊能力が備わるという物語の設定です。
ただし、悪魔の実を食べるとうちに嫌われるというデメリットもあり、かなづち、いわゆる泳げなくなるという弱点がついてきます。
何かを得るには何かを捨てなければならない。
という読み取れば深い話にもなるのがワンピースの魅力のひとつ。
僕がワンピースという漫画にハマった要素のひとつです。
キャラクターの人生観から学べるワンピースの世界観
その悪魔の実のひとつ「ニュキニュキの実」というものがあります。
物語の中では重要人物でもあります、バーソロミュー・くま、というキャラクターがもっている能力です。
くまなのにニュキニュキなんて、猫ちゃんの肉球みたいな可愛らしい名前の悪魔の実ですよね。
イメージとしては、猫や犬、動物の手足にあるプニプニしている肉球です。
バーソロミュー・くまの掌にはその肉球があります。
その実の特殊能力は、ありとあらゆるものを弾き飛ばすというものです。
たとえば、落ちている石を弾き飛ばしたり、大気中の空気を弾き飛ばしたり、蓄積された痛みや疲労を弾き飛ばしたり、瞬間移動のようにその場から遠くの場所へ物質を飛ばしたりすることができます。
いろんな能力やキャラクターの生い立ちや置かれている立場、人生観が作品中にはてできます。
そこもまたワンピースの魅力であり、見どころです。
伏線と回収~パズルのような散りばめられたピース~
そして、ワンピースといえは、何と言っても尾田栄一郎先生が色んな場面で仕掛けてくる伏線と回収。
パズル好きの僕は大好物。いろんなところにピースがちりばめられ、最後の1つのピースがハマった時のすべてがつながる瞬間!!!
これが本当にすごい!!読んでもらうのが1番です!
バーソロミュー・くまの行動の目的を知れば涙腺崩壊
とくに、今は渦中のバーソロミュー・くま!!!
単行本発登場は25巻。謎の男で敵なのか味方なのかなんなのかわからなかった存在でした。そんなバーソロミュー・くまの過去、そして現在・未来が新刊(単行本)106巻の時を経て語られております。
読むとなるほど、なるほど、うわぁーー、そういう事か、まじか!?その展開、えーー!?そこ繋がるんだ!!
と、バーソロミュー・くまの行動、関係者の言動や感情、主人公麦わらのルフィーとの関係性など、すべてのバーソロミュー・くまがとってきた言動がひとつひとつ納得いくものばかりです。
なんって伏線だ!!!
なんって回収だ!!!
尾田栄一郎先生って何って人だ!!!
って、毎回叫びたくなります。叫びませんが笑。楽しませてもらっています。
人の行動には必ず目的がある
そう!
ワンピースの醍醐味の1つの伏線と回収におけるキャラクターの過去の回想シーン。
人に歴史あり、とはこの事で、必ず人が行動を起こすときには理由(目的)があります。
正義は立場によってかわり、歴史もまた似たようなものなのかなぁ、と思うこともあります。
歴史は勝者によって作られたり、時の権力者の都合のいいほうに書かれたり、そういうことも見方を変えると、違った見方考え方になってきます。
深いですよね。
我が子のその行動!!!注意するのはちょっと待った!
実は、
子育ても同じなんです。
子どもの行動にも必ず目的があります。
成長段階の子供たちと多くの時間を過ごしていく中でわかってきたことが、「行動と心の内で思っていることの乖離がよく見られる」ということです。特に子供は未熟ですから、思ってもいないことを言動として表現したり、言語力も未熟ですから、自分の感情や表現したいことを言語化できないこともあります。そのため、成熟した大人から見たら、その子の言動だけが表現されている現象が事実としてありますから、我が子とのコミュニケーションや関係性は、時が経てば立つほど望んでいない方向性になる可能性があります。
例えば、
子供が「おとうさん嫌い」
と、言ったとしましょう。現象は、言われたらきついし、子供にそんなこと言っても欲しくないし思っても欲しくないですよね。
そこで、大人としては、躾けなければ、教育しなければ、そんなことを言わないようにしなければ、とその子の言動そのものに目を向け、伝えようとします。
でも、実はこれが子供の自己肯定感を下げたり、ほんとに父親を嫌いになったり苦手になったりするきっかけになることもあるのです。
えーーー?どういーーこと?
って思いますよね。
そうなんです。僕も思ってました。
しかし、10年以上教員を続けいろんなタイプの子供たちを接し、学び、実践し、改善し続けてきた結果、シングルファーザーたーだーとしての在り方がいま構築されて来ています。
その子がなんでそのような行動をするのか、目的はなんなのかを、よく観察し、よく洞察し、よく話を聞き、認め、受け入れ、そしてお互いの思いを伝え合う、という親側の姿勢は、対峙する子どもの大きな安心安全自己肯定感に繫がるという理論実践があります。
ポイントは行動ではなく、その子の目的を観察し、洞察してみることから始まります。
バーソロミュー・くまの目的は「娘の幸せ」
バーソロミュー・くまの生い立ちは、まさに波乱万丈でした。奴隷、解放、国王、追放、革命軍幹部、王下七武海、改造人間、権力者の言いなりの破壊ロボットとなるようプログラミングされ、様々な顔を持っています。そして、それらはどれもバーソロミュー・くま自身が納得して選択した人生であることが判明してきます。なぜ?????そうです。すべては娘の幸せ一点でした。早くに母親を亡くし(その無くなり方も残酷極まりない)、男手ひとつで娘を育てていく。僕もひとりで娘を育てているので、同じ境遇のように感じることが多々あります。
そんなくまの目的は「娘の幸せ」。目的を知ったとき、すべての行動に説明が行くのでした。
嫌いと言われた時の魔法の言葉
子育てにおいても、子供の行動をよくよく観察することで、その子の目的がわかるようになってきます。
先ほど、例に挙げた、「お父さん嫌い」といった子供の例を挙げてみましょう。これは僕も実体験したことですし、今でもその言動は見られます。しかし、ある一言を伝えるだけで、頻度が少なくなり、子供も目的を達成るためのアプローチをあれやこれやで考え変えてきます。その結果、自分の目的を達成するための適切な表現を身に着けていくのです。
嫌いと言われた時の魔法の言葉
また~、そんな心にもないこと言って~(笑顔)
これです!!!
立ったこの一言を、その都度、笑顔で伝えることです。
心や時間に余裕があるときは、さらにかぶせて
お父さん(ママ)は、〇〇のこと大好きだよ。
と笑顔で目を見て、伝えることもお勧めです。
さらにさらに、言うと
嫌い、だなんて言われたら悲しい気持ちになるな~。
と、親の気持ちを伝えます。
これは、アイメッセージという考え方です。英語のアイ(I)は”わたし”という意味があります。アイメッセージで子供とコミュニケーションを図るだけでも、子供の自己肯定感や安心安全の欲求を満たす効果が期待されます。
意識するだけでも、親としての自分の心の隙間が生まれてくるように僕は実感していますので、おすすめです!!!
魔法の言葉、試す価値ありです!!!
今では、娘は「お父さん嫌いだけど、好きーー」とか言って、からかったり、自分の話を聞いてもらいたいときのメッセージとして使ってきます笑。言語力が増えていけば、だんだんと伝え方もわかってきますね。わが子で実践中です。成長がありましたら、また共有します。
僕が感銘を受けた父親としてのバーソロミュー・くまのあり方
子育てにおいて僕の大切にしてること。
それは、以下の3つです。
- 笑顔
- 寄り添う
- 信じる力
そして、僕が考察した父親としてのバーソロミュー・くまのあり方は以下の3つです。
- 守り抜くという覚悟
- どんなにつらい状況でも笑顔で過ごす
- 信じぬく力
ほかにもありますが、ネタバレになりかねないので、ざっくりとした考察です。
物語はバーソロミュー・くまとその娘を中心に進んでおります。バーソロミュー・くまの目的は「娘の幸せ」それすなわち「自由への解放」。娘は父の意志を継ぎ、解放を導くであろう主人公モンキー・D・ルフィーと旅を共にしています。親子愛ですね。
余談ですが、娘が父親を嫌う理由は、生物学的にもきちんと証明されています。
娘が父を嫌う理由とは。動物の目的一つ「子孫を残す」という本能から、近親相姦をさけるため、父親が出すホルモンによって、娘を遠ざけようとする現象。世の中のお父さん、自ら娘を遠ざけているって知ってましたか?思春期に娘が父を突き放す行動は、喜ばしいことなんです。どんなにつらい言葉を投げかけられようと、魔法の言葉でアイメッセージを伝えるは、決して無視されてません。娘はちゃんと聞いていますし、娘自身もなぜ父のことが嫌いなのか、実のところよくわかっていないそうです。安心してください。すべてはホルモンのせいだと思いましょう。
本能的な部分も理解したうえで、清潔感のあるイケオジ(イケてるおやじ)を目指します。いつまでも娘に慕われたい、好かれたい、頼りにされたい、そんな父になりたいと勝手に理想を追いかけているナンクルです。
ホルモンが落ち着きますと、また父娘の関係がよくなる、、、とも限りません。そこは、父の努力が必要です。答えはひとつ「清潔感」です。かっこいいところも、だらしないところも、妻に叱られているところも、仕事で失敗したことも、娘にとって父であることはかわりませんし、むしろありのままのその姿は見せたほうが娘にとっての成長につながると僕は思います。10年教員を続けていて、仲の良いの父娘の特徴の共通点を挙げるとしたら「父親の清潔感」であることは、間違いなさそうです。今からでも遅くありません。スキンケアーしましょう笑。娘との共通の話題もできますし、娘から教えてもらうことおできます。ぜひ、娘さんのためにも清潔感のあるイケオジになりませんか?いや、なりましょう!僕もスキンケアーに関しては勉強中なので、ぜひ情報ほしいです。コメント欄に書いてもらえると嬉しいです。じつは僕が欲しい情報の一つです。
最後は、何のための宣言かわからなくなりましたが、まとめます。
まとめ
- 子供に言動には、必ず目的がある。目的に寄り添う関りをすることで、安心安全に繋がり、自分に自信を持つ子に成長しやすい。
- アイメッセージを使った魔法の言葉を探そう。嫌いだと言われた時の魔法の言葉「心にもないこと言って~笑」と、笑顔で伝えると、子供は別の方法で目的を果たすためのアプローチを考えることができる。
- 娘に嫌われるのはホルモンのせい。ただし、その後の関係性を良好にするのは父親の努力次第。それは清潔感があるか、ないか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも皆様のお役にたてならうれしいです。
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元中学校教師でシングルファザーのナンクル並里のつぶやきでした。
ではでは