離婚してシングルファザーに:心得ておきたいこと

美しい夕焼け

はいさい!!!
笑顔と承認の力で世界を明るくする男
なんくる並里(Earth Farmer)です。

今回は、離婚を経てシングルファザーになったなんくる並里(Earth Farmer)が、離婚する時に気をつけておきたいことをお伝えしたいと思います。

  • シングルで子育てを頑張っている方へ
  • 片親世帯に不安のある方へひとり親子育て支援情報
  • やむなく離婚を考えている方へ

このブログが役に立てることと思います。ぜひ、最後までお読みいただけたら嬉しいです。

ひとり親世帯は増加傾向にある、シングルファザーの現状とは?

厚生労働省「全国ひとり親世帯等調査」によると、

子供のいる世帯は徐々に減少しているが,ひとり親世帯は平成5(1993)年から平成15(2003)年までの10年間に94.7万世帯から139.9万世帯へと約5割増加した後,ほぼ同水準で推移している。厚生労働省「全国ひとり親世帯等調査」によると,平成28(2016)年は,ひとり親家庭数141.9万世帯のうち,母子世帯数は123.2万世帯,父子世帯数は18.7万世帯となっており,ひとり親世帯の86.8%が母子世帯である。

厚生労働省「ひとり親世帯」調査より

参考文献 引用:男女共同参画局 男女共同参画白書 令和元年版 第2節 高齢者,ひとり親の状況

図からもわかるように、ひとり親世帯は増加、父子家庭といわれる家庭も一定数いるという現状がわかります。

シングルファザーの困り感を2つご紹介

愚図る娘を抱きかかえるシングルファザーなんく並里

撮影者:うっちー

シングルファザーに限らず、ひとり親世帯の困り感は尽きないと思います。その中でも僕が感じたシングルファザーとしての困り感2つをお伝えします。

  • 同じ境遇の方が周りにいないので気軽に相談できない

父としての背中を子供に見せたいなんくる並里

撮影者:うっちー

シングルファザーになる方は少なく、保育園の送り迎えなども母親が多く、会釈程度の関係。駐車場では母親同士で情報交換していたり、一緒に休日を過ごしたりとママ友と呼ばれているコミュニティーは活発なようです。一方、シングルファザーの僕は、なかなかその和に加わることもなく、父親同士で話すこともありますが、子育てというよりは仕事の話とか最近子供とどこにつれていったとか、休日の子供との過ごし方とか、父親目線の話題がほとんどかなぁ、といった感じです。共感しあえる場面が少ないことは寂しいところです。

  • 子育て、仕事、家事のやりくりに苦戦

遠くを見つめるなんくる並里の愛娘

撮影者:うっちー

僕の場合は、やりたい仕事もあり、ワンオペ育児でもあり、幼い娘のなので家事もほぼ一人でやらないといけません。近くに頼る親や身内もいませんので、休む暇もなく、娘が体調を崩した時もすぐに駆け付けれるような働き方が優先されるので、身体的、精神的、そして経済的なやりくりに苦戦しています。

シングルファザーになった理由4選

どんな状況であれ、立場であれ、バランスを保つためにいろいろ工夫されているかと思います。僕がバランスを保つために苦戦したことをご紹介します。娘が2歳になる2021年に離婚が成立。話し合いの末、僕が親権を持つことになりました。このケースは非常に珍しいそうです。シングルファザーになる方の背景としては大きく4つあるそうです。

  1. 子供が父親との生活を望んだ
  2. 裁判で「父親といるほうが子供の成長には良い」と判断された
  3. 妻の育児放棄
  4. 妻との死別

参考文献 引用:株式会社ReRe(リリー)より シングルファザーになった理由4選

僕の場合は、このどちらでもなく話し合いによって親権を決めました。僕を信頼して娘を託した元妻に心から感謝しています。元妻の名誉のためにも育児放棄や不貞行為、彼女に問題があるということは一切ありません。夫婦としての契約を解消した、という認識があっています。娘にとって父であり、母であることには変わらないので、家族という大きなくくりとしてのお付き合いは存在しております。いろんな家族の形があっていいかと思っています。

ひとり親になる前に考えて起きたいこと

座り込む娘

撮影者:Akari Shima

シングルファザーになって不思議なことが起きました。数名の方から離婚の相談を受けることようになりました。いずれも女性からです。みなさんの共有の悩みは「こども」のことです。こどもへの影響、経済的自立、一人でやっていけるかの不安、親権争い、養育費の支払い能力がない場合、別れるに至る理由が見つからない、など様々。たまたま僕は、叔父が家庭裁判の調整委員をされていることもあったので、法律的なことや離婚調停の事例などを知っていたので、割とスムーズに協議離婚という形で話をつけることができました。やはり知っておくということは大切ですね。子を持つ夫婦の離婚成立までの流れとその種類を紹介します。

離婚の4つの手続き

沖縄県本島北部本部町にあるなんくる並里の実家からの景色

なんくる並里の実家からの眺め:「夕暮れ」

  • 協議離婚・・・夫婦間の話合いによって合意を成立させ、離婚条件を取り決める方法
  • 調停離婚・・・家庭裁判所で調停委員を通して話合いをすることで合意を成立させ、離婚条件を取り決める方法
  • 審判離婚・・・家庭裁判所の判断(審判)によって離婚条件を取り決める方法
  • 裁判離婚・・・家庭裁判所に訴訟を提起し、裁判上の手続で離婚する方法

 参考文献 引用:アディーレ法律事務所 弁護士が教えるパーフェクト離婚ガイドより 離婚はどう進める?4つの離婚方法と手続の流れ、決めるべき条件を解説

僕の場合は、協議離婚という形で離婚が成立しました。相談された方には裁判離婚中の方もいます。弁護士さんによって専門性がありますから、離婚専門の弁護士さんや、家庭裁判所の窓口に行き、調停員さんに一度相談することも選択肢の一つだと思います。納得のいく離婚成立するには準備と知識が大切です。法に基づいた手続きと言動が大きな分かれ道です。法律は味方にも敵にもなります。自分の思い込みやその場の感情で行動してしまうと取り返しのつかないことにもなりかねないので、お気を付けください。僕の相談者の一人は離婚成立する前に相手側にこどもをかくまわれてしまい、約2年もの間離れ離れになったこともあります。最終的には法律に基づき関係者の協力あっているべき場所に戻ってきたわけですが、幼い子の受けた心のケアーは必須です。できるだけのことはしたつもりでしたが、やれることは限られていますし、法に基づき待つしかなかった、というのは実のところでした。大変でした。まさかのことが起きることがあるので、知識武装は大切です。そのうえで、慎重かつ丁寧にそして法に基づき、話を進めていくことをお勧めします。

協議離婚の流れ

ここでは、僕が経験した協議離婚の流れについてお話しします。

一般的な流れはこちらです。

  1. 離婚を切り出す
  2. 離婚条件を話し合う
  3. 合意できたら「離婚協議書」を作成して、話し合って決めた内容を記載する
  4. 「離婚協議書」を「公正証書」にする
  5. 「離婚届」を役所に提出する

参考文献 引用:離婚弁護士ALG 協議離婚の進め方を詳しく解説!事前準備や話し合う内容は?

子を持つ夫婦の場合、離婚=子の親権(監護・養育権)といっても過言ではありません。どちらが親権(監護・養育権)を持つかで今後の話の条件が決まってきます。お互いのためにの子供のためにも、話し合うことをお勧めします(可能であれば)。様々なケースや状況がありますから、理想は当事者同士の話し合いですが、これもまた現実は厳しいことでしょう。必要なことは自分の意志で知ったうえで決断するです。以下、子供を持つ親が離婚する前に考えておくべきことをうまくまとめていたサイトをご紹介します。

子供を持つ親が離婚をする前に考えておくべき9つのポイント

離婚をする前に考えておくべき9つのポイント

引用:離婚弁護士マップ 子供を持つ親が離婚をする前に考えておくべき9つのポイント

いかがでしたか?

離婚という事実が子供にとって悪影響化というと一概には言えないと思います。大切なのは責任ある大人たちが子供のために、自分たちのために最善を尽くし、養育の義務を果たしていくことだと思います。僕は、選択した人生を正解になるように最善を尽くし過ごしていこうと自戒も込め、記事を書き綴りました。皆様のご多幸をお祈りいたします。

ご意見、ご感想、質問等、コメントいただけると嬉しいです

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

少しでも皆様のお役にたてる情報があれば僕はうれしいです。

毎月2投稿以上約2000文字~4000文字程度のなんくる日記を配信しています。

主に子育て・教育・たまのラグビーについて書いています。

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ブックマークもよろしくね!!!!!

元中学校教師でシングルファザーのなんくる並里の離婚についてのお話でした。

ではでは

離婚してシングルファザーに:心得ておきたいこと” に対して3件のコメントがあります。

  1. 後藤由花 より:

    一年以上話し合いを重ねられたのですね😭
    すごい…!!

    でも、すべては必然で最善。転ぶことすらなにかを掴むためなのですね…。前向きなナンクル並里さんから学ぶことは大きいです。

    1. 康忠並里 より:

      後藤由花さん
      コメントいただきありがとうございます。
      そうですね!結果的に一年話し合っていました。
      結果的には今良好な関係性でいますが、何が正解で正しいかは誰もわからないですし、これからもわからないですね(笑)
      由花さんがおっしゃる通り、「すべては必然で最善」だと強く共感します。
      正解を求めるよりも、選択したことを納得して生きていく!そんな人生でありたいですね。

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